まずは、今週のニューリリースから。
Mount & Blade: WarbandのLinux版についての続報です。とうとうベータテストが終了、Linux版が正式リリースされました。いまのところ(12日現在)、週末無料の対象タイトルになっており、みなさまのクライアントのライブラリ欄にもこのゲームのタイトルが表示されているのではないかと思います。中世風の世界で、馬に乗って戦ってみたいという方はいまのうちに試してみるとよいと思います。
銃器の分解、組み立てを体験できる基本プレイ無料ゲームWorld of Guns: Gun DisassemblyにLinux版が登場しました。Steamのページを見てると、銃器の種類はなかなか豊富です。どちらかというと、パズルゲームみたいなもんなのだろうか。
テトリスとレミングスをくっつけたらどうなるかな、というテーマで製作されたMouseCraftというゲームにLinux版が登場しました。テトリスに出てきたようなブロックをうまくならべて、ネズミが通れる道をタイミングよく用意してやるという内容で、いくつかのレビューを見ると評価はけっこうばらついているようです。パズル好きにはちょっと簡単なのかもしれませんし、クリアした後でもなんどもなんども遊べるわけではなくて、ストーリーも無いようなものなのかもしれませんが、わりとスムーズにあそべて楽しいゲームなのかもしれません。
それから、Dwarf Fortressに2年ぶりのアップデートがやってきました。このゲームについては、しっかりあそんで随時レポートしようと思っております。
つづいて、Linux版への移植が決定しているゲームに関連するニュースです。
Civilization: Beyond Earthのリリース予定日が発表されましたが、Linux版は同時にリリースされるわけではないようです。後回しとなってしまうのは残念ですが、また拡張DLCも出るんでしょうし、急いで手を出さなくても良いのかもしれません。アルファケンタウリみたいにシビアかつ現実的な外交が展開されるようなゲームになればいいですね。
DustforceのLinuxベータ版がSteamでリリースされました。現在プライベート状態で、パスワードを入力してからダウンロードする必要があるようです。
Witcher 2にオープンベータとしてLinux版が登場。いまのところはバグ修正を目的としてリリースされているのだそうです。マルチモニターとゲームパッドでのプレイをサポートしているのがポイントなのだと思います。
Linux版がリリースされてまもないInterstellar Marinesに、アップデートが来たようです。旧エンジンが抱えていたマウスの問題が解決されているそうです。さらに、新たなAIを搭載したボットを開発中なのだそうです。
DarksidersにLinux版が出るかもしれません。同ゲームのパブリッシャーであるNordic Gamesの開発者さんがTwitterに投稿した内容によると、現在Linux版の開発が進みつつあるようです。
最後は、Wineの新バージョンについてです。
Wineに新しいバージョン(1.7.22)が登場しました。今回、修正されたバグの中には、DRMにTages Protection 5.Xが使われているゲームが起動しない(10264)、Planet Side1および2に関連するバグ(13075, 31559, 32207, 33529, 34015)、Defense GridがX3DAudio1_4.dllおよびd3dx9_38.dllを読み込まない(16648)、League of Legendsでチャンピオン選択時にWineがクラッシュする(32912)、2013年リリースのTomb Raiderがフリーズする(33125)などが含まれています。